Dec 06, 2009
点が気になる場合は、整形をチェックしてみよう
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大手スーパー各社が、東日本大震災で被災した東北地方や茨城県の生鮮品を前面に押し出したセールに乗り出す。売上金の一部を被災地に寄付するほか、大手小売りの「情報発信力」を生かし、行きすぎた風評被害が拡大しないように地元農家を側面支援する狙いもある。
イトーヨーカ堂は5日、全国の140店舗で6日から5日間にわたり「がんばろう東北」フェアを開催すると発表した。青森県産の活ホタテ(1枚98円)や茨城県産レタス(1個98円)、岩手県産ヨーグルトドリンク(150ミリリットル1個157円)など約60品目を販売する。
一部地域ではホウレンソウなどから国の暫定基準値を超える放射性物質が検出され、国が出荷を制限している。ただ、「制限対象外の野菜でも市場で受け取りを拒否される例が出ている」(農林水産省)といい、風評被害が出ている。
イトーヨーカ堂は民間検査会社に依頼して放射能濃度を測定し、基準値を下回っていることを確認。影響が及びにくいハウス栽培の産品には農場の写真も添える。「正確で丁寧な情報開示をすれば買っていただけるはず」と担当者は自信をみせる。
首都圏で98店舗を展開するサミットも6〜10日に「青果市場祭り」を全店で実施。出荷制限対象外の茨城県産レタス(1個188円)やイチゴ(1パック298円)などを「被災地産」の特設ブースでセール販売する。
東急ストアは6〜10日、96店で「茨城県農家応援セール」と銘打ち、県産レタスや水菜など8〜15品目を通常の2〜5割引きで販売。ダイエーも岩手、宮城、福島の生鮮品や特産品を集めた物産展を千葉、神奈川県内の3店で16、17日に開き、売上金の5%を寄付する予定だ。
イオンは8日から全国で実施する復興応援セールの一環として、茨城県内の総合スーパー14店で県産野菜を販売する。既にインターネットを通じて東北の特産品を販売しており、村井正平専務執行役は「物流を確保できない生産者は多く、スーパーの物流インフラを活用して、お役に立ちたい」と話している。(佐久間修志)
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三菱航空機(名古屋市)が開発を進めている国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)の組み立て作業が5日、三菱重工業の名古屋航空宇宙システム製作所飛島工場(愛知県飛島村)で始まった。2012年の初飛行、14年の1号機納入に向けて計画は順調に進んでおり、胴体や翼など主要部品の製造も今後進める。
記念式典では、コックピット上部の枠組みを鋲(びょう)で打ち付ける作業が行われ、作業員が留め金具を打ち込むと拍手がわき起こった。三菱航空機の江川豪雄(ひでお)社長は「MRJは(東日本大震災で)大きな打撃を受けたわが国が、再び雄々しく飛び立つ希望の象徴だ」とあいさつした。
震災への配慮から式典の中止も検討されたが「明るい話題で日本を力づけたい」(江川社長)との思いから開催した。
MRJの関連企業は大半が東海地域にあり、震災の影響は出ていないという。胴体部分を組み立てた後、三菱重工の小牧南工場(愛知県豊山町)で主翼接合などの最終作業が行われる。
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海江田万里経済産業相は5日の記者会見で、東京電力管内で見込まれる深刻な電力不足に対応するため、強制的に使用電力量に限度を設ける使用制限発動について「必要だと思っている」との認識を表明した。工場などの大口利用者が対象で、今週中に開く政府の電力需給緊急対策本部で発動方針を決めた上で、経済界などと具体的な調整を行う方向だ。使用制限は電気事業法27条に基づく措置で、発動すれば石油危機に伴う1974年以来37年ぶりになる。
だが、すでに大手企業のほとんどは東京電力などの計画停電の実施を受けて、夜間操業や自家発電など自主的な節電対策を講じている。さらに、夏場に向けては業界ごとで大規模な節電計画づくりも進んでおり、政府や東電が民間企業に生産活動の縮小を強制する手法には異論が多い。
「自動車は月曜と火曜、電機は水曜と木曜といった具合に、業界単位で『輪番休業』すれば、国全体の節電効果は大きい」(自動車大手首脳)
夏場の電力不足対策にいち早く取り組んでいるのがトヨタ自動車や日産自動車などの自動車業界だ。4日には業界団体の日本自動車工業会が電力対策の緊急会合を開き、大幅な電力使用の抑制に対応するには「業界全体、さらに業界の枠組みを超えて連携するしか対処法はない」(幹部)との意見で一致した。
日本経団連は現在、工場など大口需要家のピーク時の電力使用量を前年比25%程度抑制する「節電計画」を取りまとめて産業界に要請する方針だが、自工会はこうした業界ごとの「輪番休業」案を節電計画に盛り込むよう、経団連に働きかける考えだ。電機業界も「経産省といろいろな議論をしている」(電子情報技術産業協会)という。
計画停電が始まって以来、産業界はさまざまな節電対策を講じてきた。神戸製鋼所のアルミ生産拠点である真岡製造所(栃木県)は電力不足を想定して、自家発電機十数台を全国の事業所から集めた。アルミを製造するには大量の電力が必要なうえ、一瞬でも停電で品質に悪影響が出るためだ。
夜間・早朝に操業時間を変更した工場も多い。クボタは水道管を製造する京葉工場船橋事業所(千葉県)を夜間操業に切り替え、富士通も携帯電話を生産する那須工場(栃木県)で夜間シフトを継続している。
このほか、夏休みの分散化やサマータイム(夏時間)の導入などを自主的に検討する企業も少なくない。「政府や東電から一方的に決められるのでなく、産業界が自らが提案・実行するほうが経済の実態に即している」(メーカー首脳)との言葉は重い。
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