May 25, 2010
クレジットカード払いでなくても問題はない
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[17日 ロイター] ウェーバー独連銀総裁が欧州中央銀行(ECB)の次期総裁候補から外れたことを受け、トリシェECB総裁の後任人事に関する選択肢が広がってきた。
トリシェ総裁は2011年10月末に任期切れとなり、欧州連合(EU)は今年上半期に次期総裁を選出する必要がある。
以下は次期ECB総裁候補とされる顔ぶれ。
<有力候補>
●マリオ・ドラーギ(イタリア、63)
イタリア中銀総裁。金融安定理事会(FSB)議長。ハーバード大学、世界銀行、ゴールドマン・サックスでの勤務歴がある。
ECB総裁に就任すれば、初のイタリア人総裁となる。
金利政策に言及することはほとんどないが、ECB理事会では中道派とみられている。昨年、もう1人の南欧のハト派とされるコンスタンシオ前ポルトガル中銀総裁がECB副総裁に就任したことで、次期総裁就任は遠のいたとの見方もある。
金融危機の一因になったと批判されている米ゴールドマン・サックスに2002─05年に在籍していたことも、マイナス材料となる可能性がある。
ウェーバー独連銀総裁がECB総裁候補から離脱した後、ドイツ紙とのインタビューでドイツの経済規律を称賛するなど、次期総裁就任に向けた売り込みを強めている。中央銀行の信頼性を守ることの重要性も強調している。
ロイターが実施したエコノミスト調査では、ECB総裁候補として最も有力視されている。
●エルッキ・リーカネン(フィンランド、60)
フィンランド中銀総裁で、前欧州委員。金融政策については穏健派。社会民主主義の経歴や、すでにレーン欧州委員が欧州委員会で要職を占めていることが障害になる見込み。
一方、北欧出身のため、メルケル独首相は南欧の甘い経済運営に疑問を持っているドイツ国民に対し、ドラーギ伊中銀総裁よりも売り込みやすいとみられる。
12月のインフレ率がECBの目標を大幅に上回ったにもかかわらず、1月末に、ユーロ圏には「差し迫った物価圧力はない」と発言している。
<他のECB理事会メンバー>
●イブ・メルシュ(ルクセンブルク、61)
ルクセンブルク中銀総裁。ECBが創設された1998年から務めている最長の理事会メンバー。ドイツ的考えに近いインフレ警戒派で、妥協しやすい候補となり得る。
ただ、ルクセンブルクはすでにユンケル首相がユーログループ議長というEUの要職を占めており、フリーデン財務相は、ルクセンブルクがECB総裁のポストも得ることは考えにくいと述べている。
●ユルゲン・シュタルク(ドイツ、62)
ECB専務理事。元独財務省高官で、前独連銀副総裁。ウェーバー氏同様、インフレに厳格な最も「タカ派」メンバーの1人と考えられている。
ECB規則で理事会の任期を連続して務めることは認められていないため、次期総裁就任は可能性が低いとみられる。ただ、理事から総裁への就任について明確な規定がないため、法的な議論が起きる可能性がある。
●イエンス・バイトマン(ドイツ、42)
ドイツ連銀総裁に就任するのは4月30日だが、独連銀総裁としてすぐに大きな発言力を得る見通し。
ただ、中央銀行の前線で働いた経験が乏しい上、年齢も若いことや、次期ECB総裁就任時点でまだ独連銀総裁として6カ月しか経っていないことが、マイナス要因となる可能性がある。
<ECB外部>
●クラウス・レグリング(ドイツ、60)
欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の責任者で、前欧州委員会経済金融総局長。ウェーバー独連銀総裁に代わるドイツ出身の有力候補となり得る。
金融政策と財政規律についてオーソドックスなドイツ流考えの持ち主だが、中央銀行での経験はない。欧州委員会経済金融総局長就任前には、IMFと独財務省に在籍した。
ただ、ウェーバー独連銀総裁がECB総裁候補から外れたと伝えられた際、自分はすでに「大きな仕事」としてきたとコメントした。
メルケル首相が側近のバイトマン氏を次期独連銀総裁に指名したことから、レグリング氏らドイツ人をECB総裁に強く推す可能性は薄れたとみられている。
●ドミニク・ストロスカーン(フランス、61)
国際通貨基金(IMF)専務理事。中央銀行での経験はないが、フランスの財務相も務めた経歴がある。
サルコジ仏大統領はストロスカーン氏を推挙する可能性があるが、トリシェ現総裁がフランス出身であるため、フランス人が16年に渡ってECBトップの座を占めることについて他国の理解を得られる可能性は低い。
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